水の技を極める、顧哲剛(雅号・大陽公)

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書名 中・上級者のための水墨画 

    「水の技を極める」

日貿出版社

2,800円(税込3,024円)送料300円

発売日

2013年08月

 

注文は

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■サブタイトル/中・上級者のための水墨画
■体裁/A4変 95頁 ■ISBN/978-4-8170-3943-9

水墨画における「水の技」とは水の用い方、つまり「用水」であり、「用筆」「用墨」と連動して初めて水墨画としての固有の表現が可能となるのです。つまり筆墨と紙の相乗的な効果を生み出すポイントが「水の技」なのです。本書では、自身の水墨表現をさらに一歩高めたいという方々のために、個別的な手法を解説するとともに、これらの手法を複合的に用いた作品と実際の描法プロセスで「水の技」の楽しさを紹介しました。「水の技」を極めることは、水墨画を極めることにつながります。つまり水墨画という独特な表現技法は、水の力を多いに借りてこそ、描く対象に迫ることができるのです。

◆主な内容
水の究極技法について:水の技の基本/水墨画の特徴は「にじみ」にあり/墨の濃度の変化について/偶然性をどう活かすか/真似から独創へ/これからの水墨画について/基本的な用具について
「水の技」の基本と表現効果:1-水で白抜き/2-墨の重なり/3-ボカシの表現/4-筋目描きの効果/黄賓紅「水法九種」より①~③/「生紙」と「ドーサ引き」
応用上達技法:描法プロセス①湖面を描く/②古木を描く/③百日紅を描く/④湧雲を描く
作品例:40点収録

◆こ・てつごう
1950年、中国上海市生まれ。画家・施南池教授に師事。1989年、来日。静岡大学で現代水墨画研究。1992年、中国水墨画講師。伊勢丹、遠鉄、西武などで個展多数。『顧哲剛酔墨画展作品集』刊行。1996年、スペイン&日本国際現代作家展96にて優秀作家賞を受賞。静岡県立美術館で来日7周年記念展。2000年、日本酔墨会2000年展(中国現代精鋭作家特別出品)。『顧哲剛酔墨画集2000』(水墨.墨彩.光墨)刊行。2002年、日中水墨画交流展(北京・東京)出展。2005年、著作『水墨画 水の技』(日貿出版社刊)。2005年より現代水墨作家展(国立新美術館)特別招待作家出品。2006年、文部科学大臣賞(第九回全日中展)。東京アメリカンクラブ玄関ギャラリー個展。顧哲剛 水・墨・彩の世界展。
2007年、「趣味の水墨画」水墨画風土記作画指導。2008年、日中水墨画合同展(2006年より)招待出品。現代墨の作家展(東京都美術館)出品。2009年、台日選抜水墨作家台北展(中正記念堂)招待出品。2011年、「月刊水墨画」花鳥画作画指導。2012年、「太陽公&日本酔墨会」ホームページ開設。

現在:日本酔墨会会長/全日本中国水墨芸術家連盟運営委員/東京画院運営委員会委員/全日中水墨画研究交流展審査員/国際書画大賞展審査員 他
http://www.suibokukai.jp
プロに学ぶ 水墨画・水の技 大陽公顧哲剛